少年サッカーの年代で大事なことはサッカーを楽しむということです。
誰しもが最初はボールを蹴ることが楽しいと感じてサッカーを始めるはずです。
そして、ボールをゴールに入れる快感を知るからこそもっと上手くなりたいと考えてスクールなどに入るはずなのです。
ですが、サッカーが上達するには、練習を繰り返す必要があり、さらに走ることや怒られることも多々でてきます。
それは、チームとしての決め事、やってはいけないことをしているからであれば良いのですが、指導者が勝たせたいという気持ちが強すぎて楽しむことを忘れてはいけないということです。
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少年サッカーで大事なこと
少年サッカーでサッカーを上達するために大事なことは、勝ち負けの結果よりも内容であったり、個人のスキルを伸ばすような気持ちに子供たちを持っていくことです。
勝ちたい気持ちは誰もが持っています。
もしも、負けが続いて負け癖がついてきてもそれを乗り越えるだけの技術力を身に付けてあげれば勝つことは自然とできてくるはずなのです。
そのために大事な要素を3つ考えてみます。
①基礎技術の徹底
1つ目は基礎技術の向上ということです。
サッカーに限らずにどのようなスポーツでも勉強でも基礎ができていれば応用が効きますし、様々なことができるようになってきます。
そのためには、やはり基礎技術が身についていないと何もできないということにもなってくるのです。
基礎がすごく上手くできる選手であれば、試合中でもプレッシャーを受けることもありませんし、やりたいプレーができるはずです。
そんな選手がピッチ内に増えることで自然と負けることは少なくなってくるはずなのです。
②柔軟な発想
少年サッカーの間に教え込みたくないこととして、当たり前のプレー、戦術などがあります。
サッカーをしていく上で知ってほしいことでもありますから、教え込みたくないというのは語弊があるかもしれませんが、あまり形に捉われることなく、自由な発想を持てる選手を育てることも大事なことになってくるはずです。
試合中に自分が通じなかったとところを考えてそれを改善する力であったり、自分の身体能力ではかなわない時には技術を付ければいいのか、それとも考え方を変えることでそれを乗り越えられるのか、様々な発想を持てるようにしてあげることです。
それがプレー中のイメージにもつながってくるはずなのです。
③楽しむ心
少年サッカーの時代に忘れてほしくないことは、サッカ-は楽しむものだということです。
年を重ねるごとに勝つことに意識がいくようになりますし、指導者も勝つことに重点を置いて練習を重ねるようになります。
それは必要なことですが、サッカーを始めた時の楽しかった気持ちを忘れさせないような指導を続けていくことが何よりも大事なことになってきます。
サッカーを上達するためには
少年サッカーで上達していくためには、自分で考える力を付けさせることです。
練習内容は決める必要がありますが、その際にそれぞれの選手が何を感じて、考えて練習をしているのかそれを見極めて次の練習を考えることが大事になります。
教えられて上達するのと、自分で考えて上達するのは全く違ってきます。
自分で考える力を持つのは、サッカーだけに留まらずあらゆる分野で役立つことだからです。
そして、サッカーでももちろん、試合中に色々な発想をすぐに生み出す力になってくるのです。
人としても育てること
少年サッカーの指導者としては、サッカーが上手なだけの選手を育てるのではなくて、人としても考えることのできる選手、自分の力でやっていける選手を育てることが大事になってきます。
これから先、まだまだサッカーをしていくわけでありますので、その中で自分で課題を克服できる力を備えてあげることがこれからの選手の成長につながっていくからです。