少年サッカーにおいて、スクールなどのコーチというのは一番の指導者であります。
しかし、次に大きな存在となってくるのは父親であります。
最も身近な大人であり、コーチになりうる人物だからです。
父親には、子供が行き詰った時に何かアドバイスをしてあげたり、自身の経験を伝えてあげることで親子にしかわからない関係を築いていくことができます。
父親にできること
少年サッカーをしている子供さんがいる父親には、父親にしかできない役割があります。
指導者は、サッカーを教えてくれますが、日常でのすべての事を把握できるわけではありません。
ですから、父親にはメンタル面での気遣いというものが大事になってくるのです。
日々、子供の雰囲気を掴むことでどのようなことに行き詰っているのか、サッカーについて、日常について気を付けてあげることです。
子供の助けになれる2つのこと
サッカーをしていた父親であれば、色々な面で子供が行き詰った時に助けになってあげることができます。
それは、サッカー選手として、また指導者としての自分に問いかけることでもあります。
①技術面
まずは技術面に関してですが、これは、サッカースクールなどで指導者がしっかりと教えてくれているので必要ないと考えるかもしれませんが、スクールのやり方を大事にしながらも小さなヒントをあげるだけも子供というのは一気に能力が花開くことがあります。
そういったヒントを上手に出してあげるのも少年サッカー世代の子供たちには重要なことになってきます。
細かなことを無理やりに教え込むのではなく、ヒントになりそうなものを的確に示してあげることができれば、技術面でも飛躍的に進歩を遂げることが可能な年代なのです。
②精神面
少年サッカーに限らずに、サッカーではメンタル面というのは非常に重要な要素を占めてきます。
少年サッカーであれば、尚更、学校や友人関係でプレーが変わることも多いので精神的に不安定にならないような状況を作ってあげることも父親にとって大切な要素となります。
日常、一緒に過ごしているからこそ感じることのできる変化を見逃さずに上手く解消してあげることができれば、それはプレーに繋がってくるはずです。
助ける面と立ちはだかる面
少年サッカーはまだまだ技術的にも精神的にも発展段階であることは間違いありません。
ですから、何か壁に当たった時には手を差し伸べてどのような打開策があるのかを考えてあげることも大切です。
また、サッカーの技術面では、どのようなプレーにはどんな効果があるのかをしっかりとわからせてあげることも重要なことになってきます。
父親からのアドバイスは適度なもので教えてあげることが子供のやる気を伸ばしてあげられます。
練習相手をしてあげることも大事で、少年サッカー時代の子供たちにとって大人は大きな存在ですから、力を見せるのではなく、技術力を使って子供の目標ややる気をあげる力を伸ばしてあげることが大切になります。