少年サッカーで、試合に勝つために必要な様々なトレーニング方法があります。
それは、選手個々の能力を伸ばすことでもありますし、チームとしてのコミュニケーションを上げていくことでチーム力をアップさせるトレーニング方法もあります。
どちらも少年サッカーに限らず、サッカーを続けていく上で試合に勝つためには必要不可欠なことですから個人の能力とともに戦術理解も深めて、様々なトレーニングを行っていきしっかりと理解し、頭を使って練習していかなければいけないのです。
少年サッカーで試合に勝つには
少年サッカーで試合に勝つための一番簡単な方法としては、身体能力の高い選手を揃えることです。
少年サッカーの時期は、体の大きさや足の速さなど特徴があれば、相手と大きく違う部分として使うことができます。
大人になれば頭を使い対応することで相手選手と向き合うこともできますが、少年サッカーの間ではそういったことも難しいので、体の大きな選手は有利になるに違いありません。
ですからそういった選手を集めれば、簡単に勝つことができるかもしれませんが、本当の意味で内容が伴った勝ち方をするのであれば、日頃から個人の能力を伸ばしチーム戦術を理解させることでサッカー選手としての質を高めていけるはずですし、より上のカテゴリーやうまい選手と一緒に試合をしても通じる選手になることができます。
技術を高めるトレーニング方法
本当に少年サッカーで勝つためには、体力勝負や身体能力勝負をするのではなく、子供たちが自信を持ってプレーできるような技術力をつけてあげることが一番の勝つための方法と言えます。
そして技術を高めていけば、試合に勝つことも出来ますし、万が一負けたとしても通用するもの、通用しなかったものを自分で感じ取ることで、次のトレーニングに生かすことができます。
こうやってトレーニングに生かして効果的な練習を繰り返すことで、一つでも二つでも上のステージへ向かうことができるようになるのです。
①基礎練習
少年サッカーで試合に勝つために重要になってくるのが、基礎技術の向上になります。
どんなレベルでも基礎技術が高ければ、試合で通用しやすくなりますし、基礎技術ができていなければすぐにボールを取られたり、ボールをつなぐことが難しくなり試合中に何もできずに終わってしまうことが多々あるからです。
そうならないために基礎練習を繰り返しトレーニングを積むことで、ボールが来ても慌てずにトラップをしたり、バスをさばいたり、そういったことができる技術を身につけることができるようになります。
その技術があれば、試合中全員が慌てることなくパスをつないでゴールを目指せるのです。
②パス回しの練習
少年サッカーで試合に勝つために、チーム力を上げる練習として重要なものが、パス回しの練習になります。
パスをチームとして繋いでいくことができれば、選手個々の疲労を抑えながら、相手ゴールに迫ることができますので、効果的な攻撃を産むことに繋がります。
また、パスは少年サッカーだけでなく、様々なカテゴリーで重要な技術となってきますので、この時期から習得しておくととても役立ちます。
そのための最も使える練習方法が、4対2のパス回しになってきます。
オフェンス4人ディフェンス2人で、3メートル四方ほどの囲いの中でボール回しを行います。
これにより素早い判断力とパス回しの技術力を身につけることができるようになってくるのです。
③チーム戦術
サッカーをしていく中でチーム戦術はどのようなチームに入っても必ずあるもので、それを理解しなければ試合に出ることも難しくなってきます。
それぞれのチームでやり方が違いますし、選手の能力に合わせた戦術を用いている場合もありますが、 きちんとやるべきことを把握して、自分の役割を理解し、その中で個性を出したり、特徴的なプレーをしていくことがチームとして強さを出し、自分の能力も磨いていくことにつながっていくのです。
チーム戦術は型にはめられ、教え込まれたことをしていくだけではありません。
守らなければならないことを守った上で、自分の味を出していくのがサッカーであり、それが個人やチームを成長させていくのです。
チームとして勝てるようになるためのトレーニング
少年サッカーでチームとして勝つためのトレーニング方法はいろいろとありますが、最終的にはチームワークを磨いていくことが重要なポイントとなってきます。
どんなチームであっても、サッカーは11人のピッチ内メンバーと、ベンチにいるサブメンバーで戦うことになります。
それぞれが特徴のある選手でありますし、その組み合わせは監督が決めるものなのでどうしようもありませんが、チーム全体が一つになって勝利を目指し、練習と試合に望むことができるチームが最も強いチームとなるのです。
そのためには全員がチームの一員として、それぞれの役割を全うできるようなチームワークが重要になるので、それを切磋琢磨し行っていけるような基礎練習やゲーム練習をしていくことが必要になります。