サッカーをする上で様々な練習メニューがあります。
基礎練習、体力的なメニュー、対人プレー、セットプレー、ゲーム形式の練習など非常に多くのメニューが考えられます。
その中でもゲーム形式の練習は誰もが楽しくできるので選手には人気がある練習方法です。
ゲーム形式の練習でも考える事が大事
サッカーでゲームを行うというと通常通りの大きなピッチを使ったゲームか、ミニゲームをイメージすることが多いですが、その中でも色々な工夫をすることで、考えながらゲームを進めていくことができ、体だけではなく頭も使ったトレーニングをできるのです。
①タッチ数の制限
まずは、タッチ数を制限することです。
ボールタッチの回数を3タッチや4タッチに制限をすることでドリブルがしにくくなります。
そこで素早くフォローに回ることが重要になってきますし、ボールを受けた選手はファーストタッチを上手く行いいかにボールを次に動きやすい場所に置くかが大事になってきます。
さらに、味方へのパスも足元なのかスペースなのか、的確に判断して供給しなければならず、よりきちんとしたパスが求められるのです。
②ルールを設ける
サッカーのルールと一緒にそのゲーム独自のルールを作ることです。
シュートはワンタッチで打つとか、ペナルティエリア内でなければシュートを打ってはいけないとか、このようなオリジナルのルールを練習の中で作ることで色々と考えることに繋がります。
ワンタッチシュートの場合には、思い切りの良さが大事になりますし、味方はワンタッチでシュートが打てるパスを出す必要が出てきます。
受けた方はボールが来る前にダイレクトで打てるイメージを持っていないとシュートができません。
③ピッチを変える
サッカーにおけるミニゲームという練習メニューは通常では、ピッチをそのまま小さくして行いますが、ゴールを背中同士合わせてタッチラインより10mほど内側に配置します。
こうすることで、一度ピッチの奥までボールを届けないと、シュートが打てないという環境が生まれてきます。
一発のクリアからのシュートのような形は取りずらくなりますので、きちんとボールをつなぐ技術を鍛えることができるようになってきます。
楽しむだけではなく考えること
このように、誰しもが楽しいと思える練習メニューであるミニゲームもそれぞれやり方を変えるだけで方法は沢山生まれてきます。
サッカーをしているのであれば、最後はきちんとした試合で勝つために練習をするのですから、こういったミニゲームの中でも様々なメニューを作って、自分たちで考える力を養っていくことが大事になってきます。
ゲーム内容もそうですが、どうやって攻めるのか、守るのか、効率良くできるように技術を磨きながら頭も磨いていく必要があります。
まとめ
サッカーにおける練習メニューの中で楽しく練習できるものは試合形式のゲームになります。
しかし、ただ楽しく行うだけではなく、色々なやり方を変えることで頭を使って発想力を鍛えながら練習することができるようになるのです。